古今和歌集の中に、紀友則のこんな歌があります。

 

春霞 

たなびく山の  桜花  見れどもあかぬ  君にもあるかな

 

春の季節に、ぼんやりと霧や靄がかかってなかに見える山の桜花のように、

あなたをいくら見ていても飽きません。

 

という意味です。

 

わ~~、好きな人にこんな風に思われたいですねー。

 

百人一首をはじめとした和歌には

たくさんの恋の歌があります。

 

思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを

小野小町

 

意味:

好きな人のことを想い眠りについたら、夢にその人が出てきた。

もし夢だと知っていたら、目を覚まさなかったのに。

 

逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

中納言朝忠

 

意味:

あなたと出逢っていなければ、叶わぬ恋にあなたを恨んだり、

自分を嘆いたりすることもなかったろうに。

 

恋の楽しさ、切なさは、昔も今もおんなじ。

 

恋する人の心模様は、いくら文明が発達しても

変わることはないのですね。